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メモが出来ない!

2007/07/24(火)

発病以来4年9か月、全体的に少しづつ出来るようになったが、記憶障害の代償方法としてのメモ書きが、なかなか出来ない。

リハビリ訓練として毎日日記を書くように指示されているが、一日の終りでは勿論思い出すことが出来ない。休日家にいて声掛けすればなんとかなるが、作業所で仕事の区切りに自分でメモが出来ず、おおまかな所を思い出して書くのがやっとだ。

先日の家族会で、「サークルエコー」の会報よりの抜粋、首都大学東京・渡邊修教授のお話、
『理解することが回復へつながる』を読む。二三点要約して。

『記憶には「言語的(言葉で憶える)記憶」と「体で憶える記憶」とがあり、記憶する方法が違うので、自分の得意な記憶方法を身につけるようにする。
日本の人口は何人だという「言語的な記憶」はメモ帳、促し、手掛かりなどの代償手段を身につける。

「体で憶える記憶」は失敗しない工夫が必要です。それは言葉での学習が不得手の人は、失敗した時、言葉で正しく直そうと思っても、一時的で、効果がないからです。又失敗を体で憶えることになり、それを繰り返すということになります。失敗させないために最初から答えを教えるのも一つの方法です。

「誤りをさせない学習法」(高次脳機能障害ポケットマニアルより)
いろいろの代償手段を身につける時、試行錯誤して訓練すると、(どれがいいか判断がつかないので)逆に誤りが強化されて、それが繰り返されてしまう。
本人が訓練を憶えていなくても、正しい訓練を繰り返し練習することで、無意識的に改善につながる

また「サークルエコー」会報から。
注意集中力は他の機能の基盤となっており、これを鍛える事により、他の機能の能力をあげる起爆剤となるのです。

注意力を鍛えるためのリハビリは、どんな方法でもいいが、
日常生活にどのように役立つか、リアリティある訓練であること。
歩けないとか、憶えられない、の症状にこだわらず、歩行器がある、メモがある、カレンダー、地図、あらゆる環境を整えることによって、とにかくゴールすることを考える。
ゴールを明確にすることが大切です。そして楽しく進めること。

すべてのリハビリの基本は環境調整です。分かりやすい、生活しやすい環境を整える、これなくしてリハビリの成果は得られません。』

「メモが出来るようにはどうしたらいいか?」
憶えることが出来ない、メモ取ることができない、とこだわり、いつも目の前しか見ていなかった私に、まことにドンピシャリの明解な答え。
ちょっと感激! 
すこし肩の力が抜け、気分に余裕ができた感じがする。

実際息子の場合、日記を書くためのメモは忘れるが、自分のための買い物のメモは直ぐ書けるし、買うまでメモを握りしめている。
(もっとも日記に書くときはメモを見ることを忘れるが、自分の大切な事は、声掛けで比較的たやすく内容を思い出すことが出来る。)

単に言葉で訓練するのではなく、リアリティのある目的をもって、はっきり目に見えるゴールを目指して!
初めは手助けしても、間違えないように体験を重ねて行けば、体が憶えてゆく。
今まで何となく何回も経験していることだが、私の頭の中で整理できてきたようだ。少しの余裕と自信をもって見守ることができそうだ。

「サークルエコー」のサイトに行ってみる。
http://www.circle-echo.com/mainflame.htm
高次脳機能障害のなかの主に、低酸素脳症の会員の方のグループである。
厳しい条件の会員の方が多く、上記の会報にしても、サイト内の記事、文献などを拝見しても、私がいかに今まで甘い考えで、甘い看護だったかを思い知らされた。 
と同時に、高次脳機能障害の方と話していて、多少違和感を覚えていた症状が、ぴったり当てはまる所も多く、あーそうだったかとやっと納得、地に足がついた思いだ。
これから少しは視野広く、深く見れるような気はするのだが・・
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メイク美容室 (1)

2007/06/22(金)

息子 倒れて4年8か月。
体に不自由はないが、相変わらずの注意、記憶、遂行障害があり、まだまだ自立には程遠い。

リハビリの先生に話してみる。
「就業はとても無理でしょうから、ボランティアでも出来たら・・・」
「美容師免許があり、メイクが出来たんですねぇ・・・考えましょう・・・認知症の患者さんに化粧は良いんですよ・・・」

なによりのリハビリ、本人も「やります! やります!」 と大乗り気。早速お願いする。

さあ 大変! 何しろ学校と仕事で6年あまり経験があるといってもその後他の仕事につき、なんと18年のブランク!!

高齢者の肌には自信があるが、滅多に化粧しない私を相手に、
「これは化粧水のつもり」 とコップの水をペタペタ塗りながら、メイクの練習!! 
切羽詰って笑うどころではない。

メイクの段取り、化粧品、もろもろのブラシ類などの用意、先生と話し合いながら揃えていく。遂行障害のリハビリなのだろうが、こればかりは「まったく分からん」 の男の先生に息子が教えてる。

先週 第1回
認知症の患者さんが集まっておられる病棟の一室に、大きな鏡を入れて頂き、前に椅子、机に道具類を並べ、息子はメイク時代の黒いエプロンをつけ・・・(よくぞ残っていたことよ!)

いよいよ 『メイク美容室』 オープンだ?!!

「いらしゃいませ どうぞこちらにお掛け下さい」
ヒョイとのぞいた第1号のお客さん、びっくりしたように後下がりしながら
「あら メイクですか?? わたしダメー! 若いの連れてくる!
綺麗なの連れてくる?!」 と恐怖におののいて逃げてしまった・・・

「私72です」 と2号のお客さん、1,2本の白髪しかない見事な黒髪、皺のない若々しい顔にびっくり!!

手順をふんでのメイク作りに一所懸命の息子は、汗タラタラで余分な事は言えない。後見役の先生が
「きれいですよ? かわいく出来ましたよ?」 とこれまたフォローに一生懸命!! 
(ありがとうございます,,,,,私はただ四方八方に頭下げるだけ,,,,)

「私みたいなお鍋がお兄ちゃんに綺麗にしてもらって・・・払いたいけどお金がなくて・・・すみませんねぇ・・すみません・・」 
説明しても何回も謝られて・・・
決して上手いとはいえないが、それでも可愛い童顔のおばあちゃんに仕上がって、鏡見てにっこり。。。ヨカッタ??
結局この日は2人のお客様で終り。

1週おいて第2回
今回は3人、前回より余裕ができ、すこしリラックスしている。
「きれいな肌ですねぇ いやぁ かわいいですよ?」 などと営業言葉が出てきた。
眉の引きかた、タオルの掛け方など、少しずつ変わってきて、やはり体が覚えてるんだな?と。
先生 「高齢者の人だから、これから眉引きます、つぎ口紅塗ります、と言った方がいいですよ」
「はい わかりました?」 返事はいいが仕事に一生懸命ですぐ忘れる。

「出来ました? 鏡見て下さ?い」
「恥ずかしくて 見れないよ?」 照れ笑い。ほんと可愛らしい。
車椅子のお客様、90歳、化粧は何年もしたことないよーといいながら、艶やかな張りのある肌に呆れてしまう。

室を出られたとたん、「綺麗になって??」 声が聞こえる。
息子の事より我が身がダブって うれしくなる。。。

不安そうに入って来られても、帰りは笑顔で。 よかったあぁぁ?

先生はじめご協力いただいた看護師さん、おばあちゃんの皆様、
 ありがとうございました。
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リハビリ 作業療法テスト

2006/10/18(水)

リハビリ風景 (6)

作業療法の先生が、作業療法のテストの研修を受けてこられたということで、それを試してみたいので協力してもらえないだろうかと。今日がその予定日で少々緊張する。
前回のリハビリの時間に、他の方がやはりテストを受けておられ、課題は服を着ることと、洗濯物を畳むこと。あれくらいなら簡単だがと思っていたのに、リハビリ室に入ると少々お膳立てが違うようだ。
リハビリ室の台所に鍋、食器、パンなどが置いてあり、どうやら料理の実習のようだ。研修を受けてこられたリハビリの先生の説明で、最初はパンにコーヒー、次にインスタントラーメンを作ることになる。

いろいろ説明の中に、使ったものは元に返すこと。ゴミはゴミ箱に。
また今迄使ったことがないヒーターのコンロ。
発病してからインスタントラーメンは、家で作ったことはない。
違った場所でちょっと不安!
それでも説明を受けた後に返事だけは、はい出来まーす と本人威勢が良い。
最初はパンにコーヒー。
鍋に水を入れ、ヒーターのコンロにかける。コーヒーカップにインスタントコーヒーをさじ1杯入れて用意する。パンをトースターに入れてダイヤルを回し焼き始める。沸かしたお湯を加えコーヒーを作り、トーストしたパンを皿にのせ、お盆に乗せて、先生の前に「はい できました」

これは毎朝しているので問題はないと思ったが、トーストにジャムを塗る予定だったのに、家ではいつもチーズを乗せて焼くので、全くジャムを塗ることを忘れている。

次にインスタントラーメン これはちょっと問題! 見ていて不安。
出前一丁の袋の裏の作り方を、一生懸命読んでいる。鍋を用意しお湯を沸かす。ウロウロと丼鉢を探し、中に調味料を開ける。お湯の中にラーメンを入れて箸でほぐして、腕時計で時間を見計らいながら、丼の中にラーメンとお湯を全部注ぎいれ、出来上がり?となる。
お盆に丼と箸をそろえ「お待たせしました?」
先生の前に持っていって、つい笑われる。
ゴミはきちんとごみ箱に。ヒーターを止めた後はもう一度確認をし、使った鍋は水を張って流しに置く。(洗わなくてもいいとのこと)

先生の批評・・・トーストはちょっと焼きが甘いけど、ラーメンは完璧でした。と  本人もうれしそう。
お母さんはどうですかぁーと・・・いつも言っている大切なことをひとつ忘れている。手を洗ったかしらと・・・ああ そうだった。
家でも手洗いは、先のことに気を取られてなかなか出来ない。

思ったより上出来。特にラーメンは、説明書を読んでからその通りにできた。
ヤレヤレ もっとまごつくかと思ったのに、ちょっとビックリ。
うれしい? やったね?
「緊張しったー 疲れったなぁー」と 言いながら本人もご機嫌。
(しかし私が喜んでいる反応を見て、そうかーよかったのかーと思っている程度のようだ)
「よかったよー びっくりしたー じゃあ 夕食おごるかなぁ」

暗くなった道を帰り、ファミリーレストランでカツ丼定食を食べる。
メニューを選んで呼び鈴を押し、注文をし、食べ始める。
たれが二種、おろし大根つき。おねえさんの説明どうりに食べられた。
終わって おしぼりはビニール袋に、箸は箸袋に、食器を重ねコップもお盆に一緒にのせ、・・・上出来! 綺麗に行儀よく!
私のほうがバラバラしている。伝票持ってレジで清算してくれる。

記憶ではなく体が憶えている事は、言っても無駄なのでいつも黙って見ているが、今日は格別の刺激で前進 前進!!

リハビリの訓練が終わってから、協力してくださいとの事で受けたテストだったが、なによりのリハビリ訓練だった。
ありがとうございました。 感謝感謝!! m(__)m

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リハビリ 記憶

2006/10/16(月)

リハビリ風景 (5)

息子の後遺症としての記憶障害の回復に、リハビリの先生は実にいろいろな工夫で、リハビリを楽しくしてくださる。(勿論ペーパーテストのような回復訓練もたくさんしていただきますが、そのまま書くといろいろ問題があり、省いています)

◆トランプ・神経衰弱・・・ 先生と2人でするために、トランプの1?Kまでを2組使ってする(26枚)
その中から裏返したまま1枚取り、トランプの山から外し、中に半端になったトランプ1枚が鬼になるようにする。裏にして残りを全部場に並べ、普通に表に返して2枚ずつ合わせて取っていくが、早く鬼が分かった方が勝ち。分からなければ枚数を多くとった方が勝ちになる。

◆お椀を3コ伏せて、サイコロ1個を中にかくす。お椀を動かしてサイコロがどこにあるか、当てる。
お椀を多くして、どこに入っているか?
サイコロを2個にして どことどこ?
サイコロをブロックにして どんな色が入っていた?
作業の途中で 今日は何月何日? お天気どうでした?お椀に注意が戻ってもわからなくなってしまう。

◆お椀がグレードアップしてパイロン(コーン)・・道路工事に入らないように置いてある赤い三角帽子のようなもの・・勿論それの小型。赤青黄の3色。
20個か30個を机の上に伏せて、中に時計(本人の物)とかサイコロとか隠す。
また机の前に立った本人に、時計の入ったパイロンを確認させてから、目を閉じさせて体をくるりとまわし、方向分からなくしたり、また目を閉じたまま机の場所を異動させて、初めの方向がわからなくしたり。

最も難しいのは、入れた場所を確認させてから目を閉じさせ、秋においしい食べ物は何ですか?果物5つあげてください、などと会話して目をあけたときには、全く場所を憶えていない。
私も隣で見ながら会話の方に注意がいっている間に、分からなくなってしまった。記憶しながら、集中力を他のほうに向けるのは、とても難しい。

◆リハビリ室の地図を書かせ、本人が見ないように隠し、ここに時計隠しましたよ?と地図の上で示し、探させる。
1個の探し物が2個になり、それができると、帰りには入り口の手洗いで手を洗ってきてください、などと指示がだんだん複雑になる。
地図と場所の間を、行ったり来たりしながら捜している間に、先生が地図をくるりと回したりする。もう見当が違ってわからない。

◆私がすることを見て真似をしてくださいと。
先生隣の机に行って封書を一通取り、窓のところへ行ってそれを置き、本棚に触って机に帰ってくる。だんだん複雑に変化する。2つか3つはできるが後はさっぱり分からない。

このような訓練を重ねて、少し体に入ってきたなぁというところまで、何回も何回も繰り返して訓練する。
文章を書くことも 図形を書くことも 体を使って物を探すのも、全部が突き詰めれば大なり小なり記憶障害、遂行障害の訓練ということになるわけで、本当に気の遠くなるような訓練の、積み重ねである。

正直な話、先生方の待って待っての忍耐力を見ているうちに、
気短な私の性格も少し変わってきたような?? 感謝感謝 m(__)m

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リハビリ 習字

2006/10/09(月)

リハビリ風景 (4)

息子の通っているリハビリ病院では、老人介護施設の入院とショートステイ、デイケアの施設を併せ持っている。
今 秋の行事に向けてなのか、廊下には患者さんの作品がたくさん張り出されているが、リハビリ作品とは思えない立派さである。
折り紙、ちぎり絵、編み物、写真などが所狭しといっぱい。

なかでも習字。手本を決めないで入居の方が自由に書かれたらしく、見ていくと面白い。

慈悲、ありがとう、・・・年を重ねると、澄み切った気持ちで書けるのだろうか?
長生、心、夢、・・・病院の廊下で見ると、ちょっと違った感慨が・・・

中秋の名月・・・今の季節。月見てなに思い耽って・・・?
松竹梅・・・もしかしてお酒好きな人なの?
美人・・・月に酒に美人と揃い踏み。
王手飛車・・・将棋好きの人かしら。おーあきらかに現世娑婆の人!
志・・・半紙の真ん中に小さく書いてある これだけ・・・わからない!?
子が病んでから殺生止めにする・・・虫一匹殺さない親心?
止まってもいいんだよ また起き上がれば・・ウッ がんばれ!がんばれ!
転んでも起き上がればいいジャン・・・負けん気のおじいちゃん?フレーフレー
(失礼致しました。私もそろそろ彼岸に足がひっかかる年頃で、勝手なこと言ってます)

思えばウン十年、自分の思い 自分の言葉を、自由に筆で書いたことなどあるかしらん?
たまにも筆を握って心を澄まして私も書こうか知らん?

待てよ,,,,半紙に向かってつい書きなれた、御礼 粗品、中元歳暮、御仏前、・・・よーし練習しよう? なんて,,,,,,,やはり止めとこう!

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