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リハビリ 自転車

2006/10/07(土)

リハビリ風景 (3) 生活指導

平成17年4月4日(術後2年6ヶ月)
Dリハビリ病院に通院するようになってから、生活面でもいろいろ指導を受ける様になった。
病前に勤めていた旅館に、リハビリがてら布団あげに通っていたが、往復とも車で送っていた。→ブログ(退院 旅館)
そろそろ自転車通勤ということも考えて、自転車の練習をすることになった。
乗ることは体が憶えているが、目的地まで迷わず行き、決まった自転車置き場に置き、引き返しタイムカードを押し、所属の室に行き、1時間半仕事をし、またタイムカードを押し、自転車で帰ってくることができるかどうか、皆場所が覚えられるかどうか不安だった。
この日から練習を重ねる。

散歩で何回も地図をたどって、その道筋を歩く練習をする。
今日は初めて、地図を自転車のかごに乗せ出発する。私は車で後ろからついて走る。
20分ぐらいの道のりではあるが、車の少ない海岸の道に行く予定が、つい車の多い大通りを行ってしまう。ひとつ大きな交差点を渡ったとたん、方向がわからなくなったらしく、違った方に行ってしまう。私も見失って大慌て。
探してその先で一緒にはなったが、出来るつもりで踏み出した第一歩が計算違い。散歩と自転車では見る目が違うのだ。思うようにならないことを肝に銘じる。私が自転車に乗れると一番いいのだが。
リハビリの先生に相談する。

4月14日
先生のアドバイスで、要所々々先回りして来るのを確認し、自転車での往復は出来るようになった。
今日はリハビリ病院のリハビリの時間を当て、2人の先生が自宅に来られ、本人の身の回りの生活指導。
自転車の往復路の点検、自転車を置くところ、タイムカードの場所、等の確認。要所要所の風景をデジカメで撮り、自転車のハンドルの前につけて走ったらどうかなどと、しっかりアドバイスをいただいて、訓練を終わる。
4月28日
言語のT先生、わざわざ自転車を持ってきていただいて、本人の往復の訓練を見てくださる。

5月14日
自転車の往復には迷わないと思ったが、自転車置き場を間違えたり、タイムカードを押し忘れたり、道に迷ったあげくパンクして引きずりながらやっと家へ帰ったり、いろいろなことがあった。が、今日はもう大丈夫とひとりで行く。
私は先回りして確認。帰りも確認。私の心配もあるが、人に迷惑かけないように。そして何よりも失敗したら、原因は何か?見落としはないか?掴まなければいけない。
この作業を繰り返す。

5月22日
「今日はもう外してもいいわなあー ちょっと自信ないけど」という。「私が車で見てるから外したみたら・・」と。
ハンドルの間の地図をはずして、今日は大成功。ヤッター(^O^)/

50日目でやっと憶えて固定してきた。自転車通勤などいつの事かと思っていたが、こうすれば出来るんだと、私の大きな自信になった。

5月29日
「今日初めてクレームがついた。ピッピッとしなさいと怒られた。今まで優しかったのに初めて怒られた。怒られるようになったんだ。今までお客だったからなー」という。本人は怒られてかえってよかったと、納得している様子。
しっかりしてきた。
言語の先生にはその後も度々来ていただき、1日の予定表、チェックノート、衣類のこと本当に細々と、指導していただく。
勤めには週2日であるが自転車に乗るようになって、随分と張り切り早めに出発、この往復の習慣も定着してきた。

平成17年11月20日
週に2日(土、日)2年間通ったが、不景気の折、会社としてパート部門を切り離し、専門業者に移行することになり、(パートとして時給だった)この際やめてくれと。
「クビか? 仕方ない そういう運命でしょう」と息子の一言。

勤務の仕方が不安定だっただけに、本人が落ち込むことはなかったが、当分散歩道は旅館への道筋になった。行きたい気持ちからではなく、体が習慣として憶えた道筋を、意識からすぐ抜くことは難しいと言う感じだった。惜しい気持ちもないではないが、無理は出来ないと。

何よりのリハビリをしたと 感謝感謝 m(__)mアリガトウゴザイマシタ
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テーマ:ほんのちょっとでも前進! - ジャンル:心と身体

リハビリ | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
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コメント
昨日の雨も止んで、二日間の休日何しようか思案中です。
やっぱり、繰り返しするって大事ですね。
主人も何度も繰り返すことで出来る事が増えたように思えます。
でもなぜかリハビリ病院に行く意味がまだ理解出来ていないようです。
もう、一年近く通うのに・・。
もう、ではなく、まだ一年かな?!
【2006/10/08 11:29】 URL | 一年生 #-[ 編集] | page top↑
v-206 一年生さんへ
コメントありがとうございます。
本人が病識が出来、リハビリが必要だと認識するのはとても難しく、それを待っていたら、いつのことか分かりませんね。アメリカのラスク研究所では本人と介護者に、最初に病識を徹底的に教え込むことから始めて、リハビリへの意欲に繋ぐのだそうです。
幸か不幸か息子は無気力症で、言いつけられた事は一生懸命するという病状で苦労はなく、やっと今は、はっきり自分は出来ないから、リハビリやらなければ・・・と思っているようです。
ご主人様ももう少しはっきりされたら、今以上に自分から、リハビリされることと思います。心配無用です。
晴れ間が出てきました。釣りを楽しんでください。
【2006/10/08 14:05】 URL | ジンチョウゲ #R4fRDP7Q[ 編集] | page top↑
一年生さんもジンチョウゲさんも、自分がしっかりとした司令塔になっておられるので、病識が無く、方向が見えない本人であっても“不安がない”と思いますよ。
やはり家族の信頼関係は重要ですね。
家族が信頼している人や場所は、自然と本人も信頼されることが多いようですから。
感じる心はより強くなっているのかもしれません。
【2006/10/08 23:57】 URL | もりたはは #-[ 編集] | page top↑
v-42 もりたははさんへ
何年たったからとそれが確実な指標になる訳ではなく、ほんとに難しいですね。
でも 難しいと言う事は、まだこの先可能性があると言うことであり、リハビリの余地があると言うことで、更なる希望があると。
勝手に叱咤激励?して がんばります。
コメントありがとうございました。元気が出ます。
【2006/10/09 13:42】 URL | ジンチョウゲ #R4fRDP7Q[ 編集] | page top↑
はじめまして。私も高次脳機能障害です。
パソコン操作はできます。
自転車は、あぶないから禁止されています。
それぞれ症状が違いますね。
【2006/10/09 18:42】 URL | そらまめ #jjTL4YWY[ 編集] | page top↑
e-263 そらまめさんへ
初めまして。コメントありがとうございます。
パソコンが出来ていいですね。
息子は操作はある程度出来ても、左前頭葉の障害で文章を作ることがむづかしく、簡単なメールしか出来ません。
自転車も乗る事は出来ますが、目的地に行く事は訓練しないとすぐは出来ません。良いとこ悪いとこいろいろですが、出来ることを数えて、トクしたーと前に進みたいと思っています。また 遊びに来てください。
【2006/10/09 20:56】 URL | ジンチョウゲ #deEdZKuI[ 編集] | page top↑
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