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高次脳機能障害

2006/06/29(木)

検索ワードに高次脳機能障害の方も多く、参考までに書いてみます。

高次脳機能障害とは
脳梗塞、くも膜下などの・・・ 血管障害
交通事故などの頭部外傷の・・・脳挫傷 脳内出血
脳炎、脳症,,,,,,,,,,,,,,などの後遺症の症候群の名前です。

疾患の名前としては、「頭部外傷後遺症」とか、「脳梗塞後遺症」とかいう病名になります。

一見身体的には異常がなくても、脳の損傷を受けた部位によっていろいろな症状がでてきます。

記憶障害  (特に新しい記憶が出来ない)
注意障害  (注意を集中、持続が出来ない)
遂行機能障害(情報を整理し、計画し実行する手順、段取りが出来ない)
感情障害  (感情をコントロールすることが出来ない)
失語症    (話す 聞く 読む 書くが出来なくなる)
失行症   (動作をまねたり、物の使い方がわからない)
失認症   (見る 聞く 触っている物が何かわからない)
半側空間無視(左右どちらか半分しかわからない)
地誌的障害 (自分のいる場所、時には自分の家もわからない)
                      ・・・等々
息子の場合 (平成14年10月、37才で手術)
左前頭葉の患部(脳動靜脈奇形)摘出のため、また脳内大出血による圧迫のため
記憶、注意、失語、遂行機能障害はもとより、意欲なく(無気力症)。
感情障害で困ることがなかったかわりに、言葉も行動も呼掛けのキューがなければ、何も出来なかった。

身体、作業、言語のリハビリ、作業所などの人とのかかわり、出会いによる刺激など、ほんとにたくさんの人々の支えで、少しずつ良くなり、3年8ヵ月の今、やっと人間らしい会話、表情、意欲が出来てきたように思います。

2ヵ月前、ブログを始めて、表題を迷わず
「脳障害 心をもとめて」 と書いた心境は、少し楽に明るくなりました。
いろいろ教えて頂き 支えていただいた、皆様のお陰です。
  ありがとうございました。  m(__)m
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脳動静脈奇形

2006/06/28(水)

アクセス分析から検索ワードを見ると、脳動靜脈奇形が多く、参考になればと書いてみます。

脳動静脈奇形とは、(略して AVM)
脳の中で動脈と静脈が、間にあるはずの毛細血管の発育障害のため、直接つながってしまっている、胎児からの先天性の血管の奇形。(遺伝ではない)
10万人に1人か2人といわれています。

直接つながっているため血液の流れが速く、弱い静脈血管壁が破れやすくなり、また血管腫(こぶ状)の様にもなる。
その結果、てんかん、脳内出血やクモ膜下出血を起こし、いわゆる高次脳機能障害といわれる後遺症を残したり、死亡したりする。(死亡率は1割といわれている)

前兆としては、他の脳疾患と同様に頭痛、物忘れなどあるが、20代30代の若年に多く、まったく前兆なしに脳内出血で倒れることがある。

治療法としては摘出手術、カテーテルによる人工塞栓術、導入動脈の結紮術,ガンマナイフの使用などがあるが、大きさと部位により重い神経欠落状態を招くことがある。術後は痙攣発作を防ぐため、抗てんかん剤を飲み続けなければならない。

息子の場合
頭痛、物忘れがあったらしいが、受診するほどではなく、家族は知らず、自分で頭痛薬を飲む程度だった。

平成14年、37歳の10月、勤務中突然倒れ、右半身はまったく動かず、左半身痙攣様で吐瀉物あり、すぐ救急車で入院、先生、
「若くて前兆なく突然倒れるのは、脳動靜脈奇形ですね。大出血で脳を圧迫していますので、摘出手術しましょう。」 と

摘出部位は左前頭葉・・・言語 計算 概念論理の思考・・・つまり読み書きそろばん、それを全体としてまとめる能力、論理的に推理して考える能力、それらを総合構築して遂行する能力・・・の働きがある。

「意識状態が最も重い段階ですので、命が助かっても重篤な高次脳機能障害が残るでしょう。」 と先生。

術後8日目、やっと危篤状態脱出。
26日目、つねられても つねられても無意識だったのが、目が動き指が動いた。

まったく0からの出発、高次脳機能障害のリハビリが始まった。

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選挙

2006/06/24(土)

いよいよ選挙が迫り、甲高い選挙カーの声が賑やかだ。
息子が発病して3年8ヵ月、何度選挙に出会っただろうか?

最初は入院中 車椅子でやっと字が書けるようになった頃、もちろん院内不在者投票。車押して後ろから少々手伝うようにして やっとクリアー。

退院してからの地方選挙は身内からの立候補で、記憶があり黙ってクリアー 

衆議院選挙のあった時、「○○さんで○○党にしよう」と話し合い、書く練習してもう大丈夫と入場したのに、掌に名前を書いたのに、投票机の前に来たとたん、人の肩越しに

「おかあちゃん △△さんだったね?」 という。もう1回党のところで
「おかあちゃん △△党だったよなー」 という。
前から立候補の△△さんがインプットされていて、出てきたのだー
人前で違うとも言えず「ウンウン」 と小声 (>_<)!!タラタラ

大失敗だー 泥縄で記憶してもいざ本番で地が顔を出す。

今度の選挙は◇◇さんがいいね・・・と話し合い
「あの人いいと思うけど どうする?」 ちょっと考えて
「分からんなー その時の気分次第だわー」
どうやら記憶しているかどうか、不安らしい。
......こんないいまわしが出来るようになった。 イイゾーイイゾー

選挙管理委員会に電話
「候補者の名前を小さく書いて、手に持って入りたいですが、どうでしょう?」
「いいですよ 他の人に見えないようにして下さい」 と。
「選挙OK! 行く行くー」 と笑顔になる。ヽ(^o^)丿

まだボーッとしていた頃、成年後見制度を考えたが、選挙権が無くなることを思うと、もう少し頑張ってからと見送ったが、いろいろ方法があるかも。そして少しは自分の考えが出来たら・・・とこの頃思っている。          

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散歩 少しの前進

2006/06/20(火)

先日の休日、朝食後すぐ「さあー 散歩しよう!」
この頃地図持って一人で散歩出来るのが、うれしいらしく、やたら自分から 散歩しよう!のセリフになる。

「一緒に行かんか?」・・・オォッ 初めて自分の意志で誘ってくれた? 
ビックリ!! うれしい??
「ウン 行く行くー」と いつもとは立場が逆転!
ふと考えると、主語の「おかあちゃん」がない。
この頃、ほとんど「おかあちゃん」の呼掛けがなくなり、時には皮肉っぽく「おかあさま?」などという。すこし進歩したかな??

何はともあれ 大急ぎで散歩についていく。
コースを赤マーカーで書いた地図を持ち、ケイタイを持って息子が先に。
地図をその方向に回してみたり、指差ししたりしながら確認して歩く。
横道の公園に入りお茶休憩。また方向の確認。

どうも海に出てみたいとか、本屋で雑誌が見たいとかではなく、地図を見て一人歩きが出来るようになった、という自信が出来、散歩自体が面白くなったらしい。
その時店が開いていると、本を立ち読みしたり、CD聴いたりしているようだ。
散歩や立ち読みから積極的な興味、行動につながって行くといいのだが・・・

今朝は散歩道を、自分でいろいろ変化をつけている。私が2箇所にマークをつけ、ケイタイのカメラで撮ってきてと頼む。
オー 1回でクリア!! \(^o^)/デキタァ?
(もっとも帰宅の時点では、自分で出来たかどうかは、まだ あいまいでおぼえていない。ケイタイに写っているのを見て、ヤッター!)

メモは、した方が楽だ。
地図は、持った方が便利がいい。
ケイタイは、持った方が役に立つ。・・・やっと少しずつ体に入って来たようだ。

しばらく里帰りしていた娘(姉)が帰るので、焼肉で送別会をする。
息子は食べるのに一生懸命で、私達のおしゃべりを聞く一方だったが、一息つくと脂で舌が回るのか、自分から会話に割り込もうとし、しきりに話しかける様子が出てきた。
その調子!その調子!!  ヽ(^o^)丿フレーフレー

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オセロ リハビリ風景

2006/06/16(金)

リハビリの先生
「今日はちょっとオセロをやりましょう」珍しく遊び道具を持ち出す。
息子がオセロをやったことがあり、ルールを理解できると確認した後、オセロを広げ、

さあ はじまり・・・
「あなたは黒の陣、私は白の陣です。忘れないように紙に、自分の陣は黒と書いておいて下さい」と先生。
順番決め交互に指し、たがいの石を返しながら陣地を広げていく。
ここまでは通常どうり、5コ位指した後、

「今から石の色を交換します。あなたは白、私は黒、でも陣の色は変わりませんから白の石で、負けるように負けるように打たなければいけませんよ」
「??? ハイ わかりましたー」
しかし3,4コ,ぐらいは出来るが、負けるのが一生懸命で白か黒か混乱してくる。また頭の記憶を立て直して打っていく。持っている石の色で自分の陣がなに色か、分からなくなる。
相手が打つ所がなくてパスすると、いやでも相手を勝たせることになり、                 これは面白い!(^_-)-☆

勝ちと負けとの転換、白と黒との転換、なるほど リハビリにもいいし、工夫次第でいくらでも面白くできそうだ。
結局 最後は20コぐらいも負けて・・・
その夜の日記には 負けた? アーァ ショック!(>_<)!!

後出しジャンケン・・これも相手の手を見てからすぐ負けの手を出す。
勝ちの意識より負けの意識の方がはるかに難しい。

前に走るのは易しいが、前向きで後ろに走るのは何倍も難しい。
フクロウのようにクルリと後ろを見ることが出来たら、人間の体も意識も
変わるのだろうか??>脱線だ?

どうも人は生理的に前進するのが当たり前で、勝つことに快感を覚えるのは本能なのだ。当然のことだがプラス志向で、少しでも前に前に生活することが、精神衛生上いい事なのだろう。

40年も前、のんびりした時代のこと、身内の者が運転していて、前に検問がみえたとたん、バックで逃げ出した。理由は忘れたが当然すぐ捕まり大目玉を食って、いまだに親戚中の話の種にされている。

他にもこんなのが。
ジャンケンオセロ・・・センターに4コ置いたら、ジャンケンし、勝った方だけが指すことができる。ジャンケン弱ければあっという間に負けてしまう。作戦など考える暇も無く、大勢で結構盛り上がって楽しい。

オセロのリハビリ、楽しそうでした。

(注;この記事はリハビリの先生の了解済みです)

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脳トレ パソコンドリル

2006/06/14(水)

本屋で立ち読み、またまた見つけた川島隆太「パソコンドリル」、
つい買ってしまう・・・(好きだな?)¥1980

本文は例によって「老化を防ぎ、前頭前野を活性化するには」の解説があり、
進藤晶子との対談・・・脳のためにパソコンを使うには・・
加えてソフトの入ったCD?ROM(特別版)が1枚。
これは、市販のパソコンソフト「脳力トレーナー」の機能縮小版。
早速インストールしてみる。

単純計算2種、数字の短期記憶テスト、ストループテスト2種、これに成績表(グラフ)が付随する。

ニンテンドーDSと比べてみる。
単純計算・・20問→100問(難易2種)になり、圧倒的に集中力がいる。
左手で数字の1から0まで(ノートパソコン)タッチし、右手でエンターをタッチするので、左手は常に数字の間隔をはかりながら、早く動かさなければならない。

右手を動かすと左の脳が主に働き、左手を動かす時には両方の脳が働くので鍛えることができるのだそうで、たしかに平生あまり使わない左手を、主に使うということは脳に効果がありそうです。

ストループテスト2種・・・20問→100問になり これも集中力。
色の文字ではなく色を答える
文字の大きさではなく大きな数字を答える。

記憶テスト
数字の羅列を短時間におぼえる。

「脳トレ」のパソコン版である「脳力トレーナー」は、これに100マス計算、ひらがな等が加わっているようです。
詳しいことはこちら↓
http://www.interchannel.co.jp/pcsoft/p99905067712.html

使ってみた感じでは、ニンテンドーDSが面白くできており、パソコンドリルは短時間に集中力を高めるのかな、といったところです。
息子はニンテンドーDSしながら、またパソコンドリルも楽しんでいるようです。
ことし3月初版、ちょっと紹介させていただきました。

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キーボード

2006/06/13(火)

こんにちは。ジンチョウゲの娘です。
母がついにネタ切れでピンチヒッター・・・ではありません。
弟に音楽キーボードを教えてその感想を母に言ったところ、「それをブログに書け?!」と脅されました。
居候の恩義もあるし、思いつくまま書いてみます。

キーボードを買ったのは、去年の秋。倒れてから、ちょうど満3年。
「リハビリにどうかな?」と母が言うので、電器屋であれこれ試弾。
結局、弾く鍵盤が赤く光り、誰でも知っている曲が多く入っており、操作性がいいものを選ぶ。2万円弱。

さっそく帰って弟に弾かせてみる。
ちなみに、音大出身で子供にピアノを教えたりアンサンブルをしていた私から見ると、弟はごく普通のレベル。
楽譜は少ししか読めない。ピアノも弾いたことがない。

記念すべき最初の曲は、黒人霊歌の「こげよマイケル」。
ちょっとノリが必要なので迷ったが、曲は知っていてうまく歌えるし、黒鍵もなく、音域も狭いので決定。

コンセント、電源を入れ、曲を指定する方法を教えるが、すぐ忘れるので、最後までの手順をメモに書いてボードに貼る。

最初は、デモ演奏を聴いて、イントロの入り方と大体の感じをつかませる(つかんでいたかは疑問)。
で、テンポを落とし、「正しい音を弾くまで伴奏が待ってくれるモード(以下「待ちモード」)」で弾かせてみる。

う??ん、イントロはうまく入れるが、そのあとは、ひたすら人差し指で赤い鍵盤を追うのみ。
伴奏はメロディーに合わせて伸び縮みするので、妙に速くなったり遅くなったり、まるで曲になっていない。

人差し指以外の指を握っているので「軽く卵を握るくらい」に開かせる。
「どの指使ってもいいよ?」と言うと、親指や中指を少しずつ使ってたどたどしく弾く。
薬指と小指は全然だが、これは普通なので、そこまでうるさく言うことはやめる。指使いも混乱するだけなので、口出ししない。

赤い鍵盤を押すのに慣れたところで、リズムを合わせてみる。
歌を歌いながらやったり、背中を「一、二、三、四」と軽くたたいたり、私も一緒に歌ったり。
そのうち、音は多少はずすものの、テンポからは外れずに弾けるようになったので、「伴奏は待ってくれないけど、超カッコイイ伴奏モード(以下仕上げモード)」を遅めの速度でやる。

たどたどしいが、結構できる。
弾いているときは必死の形相だが、終わると、弟も「かっちょい??」と言って楽しそうだ。
ついでに、「大きな古時計」にも挑戦したが、これは黒鍵が多く、音もかなり動くので、一度では無理。

次の日、電源の入れ方をすでに忘れている(ーー;)。
曲はどうかと思いきや、「こげよマイケル」は意外とすんなり。少し速めの「仕上げモード」でも弾けるようになった。
「古時計」もまあまあ形になっているが、やっぱり伴奏が待ってくれないと置いてきぼりにされてしまう。
その次の日に私は帰京。「練習しといてね?」と約束。

で、今回、半年振りの帰郷となったわけだが。

ある日、弟が自分からキーボードのカバーを外しているので、「あれ?」
コンセント、電源もスムーズ。曲を選ぶところで迷っているようなので、「何弾く?」と言うと「こげよマイケル」。
メモを示し、ボタンを押させて、テンポも変えず、「待ちモード」でやってみた。

お?! 余裕で弾けている。指も自然に広がり、時々薬指も使っている。
別人やんけ! と思い、一気に「仕上げモード」を、テンポを落とさずに設定のテンポ通りでやってみたら。

弾けている! 
音を外さないのはもちろんだが、何よりも、リズム感が圧倒的によくなっている!
「仕上げモード」は、金管楽器が入ったりして、かなり派手な伴奏。またこの曲は黒人霊歌なので、ゴスペルっぽい独特のゆれがある。
それをちゃんと耳で聴いて、それに乗って弾いているのだ。
弾いている時も余裕があり楽しそう。後奏になると、フンフンと一緒に鼻歌まで歌っている。

びっくりして、「うまくなったなぁ、練習した?」と聞くと「してないな」とのこと。
母も「キーボードはほんの時々、さわるくらいだった」と言う。
だとしたら、この大変化は何なのだ。

調子に乗って、「大きな古時計」。
「待ちモード」を数回やると、もう弾けてくる。
「仕上げモードにする?」と聞くと、「するする!」とノリノリである。
仕上げモードのイントロが鳴ると、
「お?、カッコイイねぇ?」と、弾く前からやる気まんまん。
普通なら、伴奏が待ってくれないので緊張すると思いきや、イントロが始まると「行くぞ??」って感じ。
弾いてみると、一発クリア。
「よっしゃぁ???! 最高!」

私の方が興奮してしまって、じゃあこれ、じゃあこれと、易しそうな曲を次々に弾かせてみる。
「おおスザンナ」「グリーンスリーブス」「聖者の行進」、曲を知っていれば、どれも数回弾くと学習するらしく、すぐに「仕上げモード」で弾けるようになる。

驚愕である。
弟の弾き方を見ていると、最初は赤く光る鍵盤にばかり目が行っているのだが、回を重ねるにつれ、すぐ学習し、あとはイントロの感じや伴奏を聴いて、耳で合わせて弾いている。
赤い鍵盤は時々見ている程度。
伴奏がカントリーならカントリー風に、ジャージーならジャズっぽく弾けるのだ。
家でのカラオケでも、全体にリズム感が良くなったような気がする。
弟の隠れていた才能が・・・とかいうわけでもなさそう。
あまりにも不思議なので、いろいろ考えてみた。

弟は、曲を弾く時、耳から伴奏が聴こえてきたら、自然にそれを受け入れ、それに乗ってメロディーを弾くことができる。
少々間違えても気にせず、伴奏に乗って弾いていく。
「もう一回やろうか」「うん、やるやる!」
何度でも飽きずに練習している。
病前の弟なら、すぐに投げ出してしまっていただろう。

弟は高次脳機能障害のため、人前だからうまく弾こうとか、間違えたらみっともないとか、そんな高度な感情はない。
良く言えば、素直、単純。
しかしこの特性こそが、楽器演奏にはなくてはならない要素なのだ。

楽器演奏というのは、たとえばキーボードの場合、目で楽譜や鍵盤を見る、耳で伴奏を聴く、タイミングを判断する、音質やバランスを考える、手で鍵盤を押すなど、瞬間的に非常に多くの神経を使う行為である。

音楽とは、結局は「ノリ」なのだ。
人によりジャンルにより、「呼吸」であり「間合い」であり「リズム感」である。
いくら長いこと音楽をやっていても(アマプロ問わず)、楽譜どおりきちんと弾いて、表面的にアンサンブルの音を合わせて、ハイできました、というようなものは音楽ではない。
彼らの演奏には、「ノリ」がない。だから面白くない。

弟が無意識にやっている、「耳で他の音を聴きながら、それに自分の音をバランスよく合わせていく」という作業を、もっと徹底して追求し、全体を構築していくのが音楽ではないのか?
ソロにしても、どのような速度・音色・強弱にするか、どのような構成で演奏するか、常に考え、自分の「ノリ」を創り出していかなければならない。

弟は何も知らず、ただ毎日をこなしていただけである(といっても、生活全般がリハビリと考える母の方針で、いろいろな変化や刺激を与えられている)。
その積み重ねで全身の状態がよくなり、キーボードが弾けるようになっていた、ということなのか?

それだけではない。
病気のために、見栄やハッタリがなくなり、自然体、本当の意味での「無心」の状態になったということではないか。
音楽を長くやっている私としては、うらやましい限りである。

今の課題曲は「マイ・ボニー」。楽譜は簡単なのだが、三拍子、ミディアムテンポ、音をのばすところがいくつか出てくるなど、リズムの変化が難しいようで、何回もボタンを押して練習している。

帰京するまでに、「仕上げモード」でカッコよく聴かせてほしい。
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ちいさな刺激

2006/06/08(木)

この頃息子は調子がいい。
5月から作業所の帰り、週に1度プールに行くようになってから、少しずつ会話の反応、体の反射、気の使いよう、良くなった気がする。
勿論リハビリや作業所など、いろいろな刺激があいまっての事と思うが、なによりも朝から プールプールと張り切って行くところが良いのかなーと。誰でも好きなことをやれば、頭のメグリも良くなろうというもの。

プールの翌日、火曜日、06年6月6日、

7時; 朝 暦見て
「今日はオーメンの日だ?」
「なに?」
「6,6,6、頭の中に6の字が3ッツ、
 中学ぐらいの時の映画のホラーだ!」
「フーン・・・」(覚えていない ボケたのかな?)

8時; 火曜日は午前中休み、
「散歩に行ってくる!」 自分から言い出して 行くのは初めて。
 地図持っていつものコース1時間。     オォッ ヤッタネ?

9時:帰宅。お茶飲む。
「さあ 散歩に行こう!」 立ち上がる。
「???? アァァァ?」 仕方ない 忘れよう。

9時半; お仏壇の花替えようとすると
「花 切ってくる!」 と見ていた息子が庭に出る。
ハエトリナデシコの1種類だけだが、たっぷり切ってきて活ける。
「仏様見てよろこんでるよ??」 と拝む。

午後 リハビリ病院行き 5時半帰宅。

6時;
「さあ 散歩に行こう!」
「?? 一人で行く?」 「ウン」・・・

結局 朝夕で2時間散歩したのだが、その日 日記には書けても、あとでは覚えていない。
まあ いいっかぁ? 
自分から行き、自分から仏様に心遣いする大収穫があったのだから!!
   感謝 感謝 おめでとう。
     

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狸のような犬

2006/06/05(月)

今日は日曜日 庭の木の枝も草も伸び放題、息子は枝の剪定私は草取りに精を出す。
去年の秋、やはり草取りをしていた日曜日のこと。
家の裏に50センチぐらいの溝があり、畑に水の要る7月から10月頃まで水が流れている。裏は家はなく広い畑である。

草取りしながらヒョイと溝をのぞくと、犬が死んでるー
                    \(◎o◎)/ワァー!
飛び上がって逃げながら、妙に狸のような顔だったな?・・と。

市役所に電話、翌日片付けに来て
「奥さん こりゃぁ狸ですがな?」 ぶらさげて帰られる。ヒエェ??
「こんな住宅地で狸ですか??」
「今 町の真ん中を流れる川の くぼみになっている所を、夜、親子で手をつないで散歩してるで?」
「ほんとかいな?」(笑)

しかし 後で人に聞いた話 川にも出るし、空き家にも住みついているという。
市の中心地なのにアチコチ狸が出るらしい。

家の裏の溝は、水があればカエル等いくらでもいるし、ねぐらになる木陰はあるしで、住みついたらしい。
水がひあがって、カエルも虫もいなくなり、狸も死んだのか?
何ヶ月裏の溝で暮らしたのだろう?

そういえば、裏の庭でジッとうずくまっていた黒い影は?
猫にしては大きいし、犬の姿ではないし・・・狸だったのだ!!
4,5ヶ月一緒にくらし、今いないとなれば奇妙な親近感がわく。

丸顔童顔ポッチャリ肥満型、そういえば狸似の主人の姿、ふと思い出す。

亡くなって15年目になる。

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ケイタイ訓練

2006/06/02(金)

記憶障害の息子は補助手段として、メモ ケイタイ デジカメ等を使っているが、無気力症でもあり、意欲を持って使うことはなかなか出来ない。ケイタイを使う事にはなんら支障はないので、いつも持ち歩いている。

作業所にバスで行くため
「着いたら電話してよ 心配だから・・・」
「イヤしない 大儀だー」 と
約束しても多分忘れるだろうな? と思ったり、
今は家から電話して着いたのを確認している。

ヘルパーさんと散歩の時、練習だからと
「帰る前に電話して どこにいるか教えて頂戴」 と約束する。 
ちゃんとかかってきたが、ヘルパーさんが
「ここらで電話をしましょうか」 とせかした所
「もうちょっと、場所の説明しやすい所に行きましょう」 と返事したとか・・・(笑)

一人で散歩に行って道に迷っても、電話かけてこないのは、持っていることを忘れたのかと思っていたが、たしかにそれもあるが、何とか帰れると結局、道を探して帰ってきた。
かける必要を感じなかったのではないか?
「練習だからかけて・・・」 といっても、別に必要と思わず、ケイタイの練習だという事を忘れたのではないか?

先日の月曜日、朝から機嫌がいい。
「今日は作業所の帰りに、プールだ??」 と張り切っている。
五月から男のヘルパーさんの付き添いで、週一回プールに通っている。
三時半、もうそろそろ行く頃かなー と思っていると 電話!!

「今から プールに行くからな??」 ケイタイからかけている!!
自分自身でかけようと思い、はじめて自分でかけてきたのだ。
ビックリ!!! 感激***        
今日は忘れられない ケイタイ記念日だ??ヽ(^o^)丿

迷った時の用心とか、困った時の連絡とかに使うとばかり思ったが、
本人はうれしい時に思い出して使ったのだ。

メモするにしても、夜日記に書くために書いたメモは、書いたこと自体忘れてしまっている。
「散歩がてらドーナツ買ってきてよ」 と頼むと、二つ返事で引き受け、一生懸命メモし、忘れないようにメモ握りしめ、無事に買って帰る。

記憶のため、効率のいい練習をするには、どうしたらいいか?
少し方向違うのかな? よく考えなければ・・・

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